アルメニアのマクロ経済概要 Macroeconomic Overview

2000年から2008年にかけ、アルメニアのGDPの一人当たり成長率は、国家共同体と中東欧の中でも一位の成長率を誇りました。しかし世界的な経済危機を発端に、2008年の終わりから成長率は低調になり、2009年には低下しています。

しかし2010年から2011年にかけ、アルメニアの経済は新たな成長を遂げました。サービス業及び工業が経済危機以前と比べGDPの40%から60%を占めるようになるなど、経済の産業構造は近年より多様化しています。また、経済危機直後には、工業部門の成長率が他の部門と比べ15.3%もの成長率となりました。

2000年から2008年の間は比較的緩やかなインフレが起こっていましたが、2010年に入ると、国際市場における食料品の値上げと農業生産率の低下から、インフレは加速しました。しかし、2011年の金融引き締めにより、物価水準は安定しています。(図5参照)

電気通信、鉱業、食品加工、IT及び研究開発、観光、空港整備、エネルギー生成と流通が発達したことから、総投資額は2011年に16.2%増加しました。

外国直接投資(FDI)は主にロシアとEU加盟国からアルメニア経済に入ります。アメリカへは、銅・モリブデン・金などの非金属とダイヤモンドのカット、缶詰やブランデーなどの食料品を中心に輸出しています。