アルメニアの文化・祝日 Culture and Holidays

アルメニアの伝統文化は大変豊かです。実際、アルメニアは国そのものが「オープンエアミュージアム」と呼ばれるほどであり、野外には4000以上もの歴史的な遺産が表情豊かに佇んでいます。特に、以下は最も知名度が高いものとなります。

  • エチミアジン大聖堂(4-5世紀)
  • ズヴァルトノツ遺跡(7世紀)
  • ゲガルド修道院とアザト川上流域(9世紀)
  • ハフパト修道院・サナイン修道院(10-13世紀)アルメニアは世界で最古の国家のひとつであるため、5000年以上前の遺物が時折発見されます。最近では、約5500年前の革靴が発掘され、現在はアルメニア歴史博物館に展示されています。

アルメニア国内でも、ヘレニズム期に造られたガルニ神殿(1世紀)は、独立国家共同体の中でもその姿を当時のまま残している大変貴重な建造物です。紀元301年、アルメニア人はキリスト教を国家宗教としてはじめて受け入れた国であり、その結果として価値のある建築物が数多く建てられました。キリスト教の勝利のシンボルであるKhachkarsはアルメニア国内に彫刻の形で多く残され、その巧みな石工技術を見て取ることができます。

アルメニア文字が405年に作られると、ものをつくる技術はさらに進展しました。実際に、現在では1万4千以上の写本やその断片、ミニチュアなどが発掘・収集され、エレバンのマテナダランにある古文書館に保存されています。

アルメニアの首都であるエレバンには、40以上の美術館とギャラリーが軒を並べています。国家歴史博物館、ナショナル・ギャラリー、アルメニア・フォークアート美術館、木工美術館や、セルゲイ・パラジャーノフ美術館をのアルメニア出身の美術家による美術館などでアルメニア文化を知ることが出来ます。また、エレバン内にある歴史的な建造物としては、エレブニ要塞があります。要塞近くの博物館では、その建造の歴史が説明されています。

その長く豊かな歴史から、アルメニアは観光名所としても名高く、2011年にはおよそ76万人がアルメニアを訪れました。

アルメニアはその多種多様な文化を、一年を通して祝います。:

  • 毎年7月恒例のお祭りでは、アルメニアの郷土料理を食べ、10月にはワインでお祝いします。
  • 夏には「黄金のアンズ映画祭」が行われており、アルメニア人だけでなく国外からの映画製作者も多く参加する恒例のイベントとなっています。
  • 10月上旬に開催されるハイ・フェスト国際美術際では、アルメニアだけでなく30近くの国が参加します。

アルメニアの劇場は2000年以上の歴史を持っています。エレバンにあるG.サンドクヤン劇場はアルメニアでも最大です。他にも、スタニスラブスキー・ロシア劇場やミュージカル・コメディ国立劇場、オペラ・バレエ国立劇場、チャンバー・シアターなどで劇を観ることが出来ます。また、エレバン州立スペクテーター劇場や国立パペット劇場は子供や若者向けの劇場として人気です。

  • 「One Nation, One Culture」というフェスティバルが、世界各国のアルメニア人を精神的・文化的に結ぶことを目的に2年に一度開催されています。

アルメニアは音楽の伝統でもその豊かさを誇ります。サヤト・ノヴァ、コミタス、アラム・ハチャトゥリアン、アルメン・ティグラニャンは、世界でも著名なアルメニア人作曲家です。アラム・ハチャトゥリアンの「サーベル・ダンス」や、バレエ「スパルタカス」、アルメン・ティグラニャンのオペラ「アナシュ」の公演はアルメニアの国境を超え、国際的にも成功を収めています。アルメニアの現代音楽はポップ、ロック及びジャズが中心です。エレバンのロック・ジャズ音楽祭は年間恒例の伝統になりつつあります。

博物館、劇場、映画館は全て手ごろな値段で楽しむことが出来ます。