企業形態の種類 Corporate Forms of Organization

外国人投資家は、アルメニア民法の「共同株式会社法」、「有限会社法」、及び「法人とその出張所、企業や事業主の国家登録法」に定義された会社の設立を認められています。以下が法で定義された企業の種類になります。

  • 有限会社
  • 共同株式会社(公開又は非公開)
  • パートナーシップ(フル又はリミテッドパートナーシップ)

有限会社(LLC)は一人以上の組員により設立され、損益を一定の割合で分配します。組員は有限会社の責任を負いませんが、初期投資額の範囲内で、会社の損失を被るリスクを負います。設立者は配当率に従い、その利益を得ます。有限会社とその設立者は別々に課税されます。

共同株式会社は、その株式を株主の企業に対する権利と義務を定義し、指定の数に分けて分配される企業形態です。共同株式会社のみ、株式を発行する権限を有します。共同株式会社の株主はその責任を負いませんが、自身の持つ株式の価値の範囲内で、損失を被るリスクを負います。会社の全株式を一人が買収する場合、共同株式会社は一人の代表者兼株主で成り立ちます。法人団体設立許可書が登録・発表される必要があります。アルメニアでは、共同株式会社は公開型非公開型の二種類存在します。

公開型共同株式会社では、株式が一般公募されます。株式を他の株主の許可なく売ることが出来、株主の数は制限されていません。

非公開型共同株式会社では、株式はその設立者か、予め決められたグループや個人に分配されます。非公開型株式会社では、株式の公募は実施しないか、または多くの購入者に提供します。しかし、このタイプでは株主が49人以上になってはいけないという制限があります。非公開型共同株式会社は出張所や支店、代表事務所などを適用される法律や規制に従って別に作ることが出来ます。

ビジネスパートナーシップとは、二人以上の組員又は組織が会社のオーナーとして営利会社を運営することを指します。パートナーは個人的に会社の運営に参加しますが、一つ以上のパートナーシップ組織に所属することは出来ません。ビジネスパートナーシップ制の場合、フルパートナーシップ又はリミテッドパートナーシップの二種類があります。

フルパートナーシップは、最低二人以上の人員が代表として組織する法人会社です。オーナーは会社の債務及び義務を全面的に負います。個人は一つのパートナーシップにのみ所属することが出来ます。

リミテッドパートナーシップもまた二人以上のオーナーか、会社の貢献者によって組織されます。フルパートナーシップとリミテッドパートナーシップの主な違いは、組員の責任のあり方です。リミテッドパートナーシップはジェネラル(無限責任)とリミテッド(有限責任)の二種類に分けられます。無限責任組合員は会社を運営する権利を持ちますが、全ての会社の債務・責任を負います。有限責任組合員は、それに対し、貢献した投資額の範囲内での責任を負います。

アルメニアの法では法人として補助的な合同会社や協同組合を設立することが出来ますが、あまり一般的ではありません。

代表事務所及び支店を登録することで、外国企業の場合、アルメニア国内に新しい法人を立ち上げることなく運営が出来ます。代表事務所及び支店は独立法人としての地位を持たず、外国法人の法や規制によって管理されます。代表事務所及び支店は本社利益の促進・保護を実施することが出来ますが、独立した事業活動を行うことは出来ません。ただし本社に代わってほぼ全ての必要な事業活動や機能が認可されているため、支社とはいえ多くの活動を実施できます。